ドル円理論価格 1ドル=152.21円(前日比+0.89円)


トランプ氏の選挙公約は、1期目に成立させた包括減税の恒久化、一段の法人税率引き下げ、関税引き上げによる米企業の競争力支援、移民規制の強化など。今回も『MAGA(アメリカを再び偉大に)』をスローガンとしたように、やろうとしていることはです。議会の上院と下院も同じ共和党が多数派となるトリプル・レッドが実現したため、トランプ大統領が自身の政策を推進しやすい状況です。


Set)の価格に依存して理論価格が決まる商品(本物の資産から派生した商品)」

繰り返しになりますが、実際の為替レートは理論値を無視して動くものです。短期的に異常値(1ドル=100円割れ)があれば、積極的にドルを買う好機になると思います。また、逆の異常値(1ドル=120円を超える円安)があれば、ドルを売っていったほうが良いと考えます。


チーフテクニカルアナリスト
マネースクエアアカデミア学長
1986年4月国際証券(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。個人向け営業を経てエジプトに派遣留学。帰国後、トレーダーやリテール向け情報提供、機関投資家セールスを経て1999年チーフ・テクニカルアナリスト就任。エリオット波動理論によるテクニカル分析の第一人者として活躍。内外機関投資家から広く支持を受けており、日経ヴェリタスアナリストランキングではトップ3の常連。2020年11月マネースクエア入社。チーフテクニカルアナリスト・マネースクエアアカデミア学長に就任。国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®)。明治大学リバティーアカデミー講師(NTAA派遣)。
【執筆レポート】
「宮田エリオット波動レポート」
【出演動画】
YouTube(M2TV)「エリオットView」

*16) 文献によってはこの値を「債券先物の理論価格」と記載することもあります。

トランプ大統領1期目と大きく異なる点があります。それはです。1期目のスタートは、米経済がリーマンショック後の長い低迷から立ち直り始めた局面でした。金融政策では15年末に9年ぶりの利上げが実施され、本格的な利上げは16年12月以降、まさにトランプ政権1期目の前半と重なりました。今回は、22年春から23年夏までに大幅な利上げが実施されており、24年9月からは利下げへと転換しています。

ドル円相場が160円の大台を突破し、為替市場に衝撃が走っている。1990年以来、34年ぶりの円安水準を記録したこの動きは、経済界のみならず一般市民の間でも大きな話題となっている。円安の進行は日本経済に多大な影響を及ぼし、その行方に世間の注目が集まっている。輸出企業にとっては追い風となる一方、輸入物価の上昇によるインフレ圧力の高まりや、個人の購買力低下など、様々な側面で経済に影響を与えている。このような状況下で、多くの人々が今後のドル円相場の行方に大きな関心を寄せている。果たして円安傾向は今後も続くのか、それとも反転の兆しはあるのか。

ドル円理論価格 1ドル=156.62円(前日比+0.80円)(みんかぶ(FX))

次に、AIに対して「想定内の複数のシナリオを前提に、2024年9月末、12月末、2025年3月末のドル円価格を予測してください。またその根拠も教えてください」と指示したところ、AIは留意点として「これらの予測は、現時点での情報と過去のトレンドに基づいています。実際の為替レートは、予期せぬ経済イベントや政策変更によって大きく変動する可能性があります」としたうえで、現状維持シナリオ、日米金融政策収束シナリオ、グローバル経済混乱シナリオの3つを挙げ、2024年9月末、12月末、2025年3月末の価格予測と根拠を示した(図表2)。

植田総裁の発言からドル円の上昇が進んだのだが、「早ければ12月に追加利上げ」とされた日銀の金融政策の方向感に何らかの変化が生じたのだろうか。

結論を言っておこう。今、1ドルが145円なのは、1949年4月23日にGHQが1ドル=360円と決めたからなのだ。