さて、今回は1日遅れましたが「100万ドルの五稜星」を見ましたので、ネタバレ全開で感想メモの方を載せていきたいと思います。


トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。


劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』公開3日間で興収33億円突破!!シリーズ歴代No.1ヒットの前作を超える好スタートに!

本作の隠れた目玉はココですね。今後のシリーズ的にも超重要な設定が明かされた意味でもそうですし、ほとんどファンサービスの域だと思いますが『』組が出てきたのも良かった。いや、本音としては原作シリーズを全然知らないので、「コナンの世界に沖田いんの!?」と最初はぶったまげました。服部とか瞬殺レベルで強いし、何なら京極さんにも勝てる気もしてくるんですが、そこらへんのバランスが取れてるのかは分かりませんw
沖田でぶったまげてたのに、鬼丸まで出てくるので驚くよりももはや困惑(『』は全部読んでます)。今あいつらが高校生ってことは約3年前が『』の世界で、この世界の日本列島は巨大な龍なのか……。
鬼丸で困惑したのは声がツダケンだったせいでもある。土方の子孫って設定が足されたの? てか、調べてみたら鬼丸も原作漫画やテレビシリーズには既出の存在で、ややこしいことに過去のアニメではツダケンじゃないらしい。なんでだよ。元の声優さん可哀想だろ。
『まじっく快斗』陣営としてはあのサプライズ親父以外はまぁ順当って感じ。青子は劇場版デビューですがそれほど意外性はなかったと思います。ただ、眠る中森警部を見守る青子……を見守る後ろにいる快斗(変装)という場面は素晴らしかった。映像のみでエモが発生してる。
本作は全編を通じて「こいつ変装したキッドかも」という緊張感があって楽しかったんですが、最終的にはキッドとは別に……となる構成が見事でした。雑にビックリ設定をねじ込むだけでは終わらない魅力がありました。さすが大倉脚本。
本音を言うと、の正体、「じゃね?」と疑ってました。続編待ってる……。

【2024年一番好きな男性キャラは?】
1位 工藤新一『名探偵コナン』
2位 爆豪勝己『僕のヒーローアカデミア』
3位 オカルン(高倉健)『ダンダダン』
4位 星野アクア『【推しの子】第2期』
4位 北条時行『逃げ上手の若君』
6位 糸師凛『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』
7位 要圭『忘却バッテリー』
8位 壬氏『薬屋のひとりごと』
9位 怪盗キッド『名探偵コナン』
9位 夏目貴志『夏目友人帳』
(回答期間:2024年12月3日~12月14日)

名探偵コナン 100万ドルの五稜星>興収146億円突破 1025万人動員

『コナン』は好きだけど『コナン』のラはあまり好きじゃないなぁ、というファン失格の私ですが、本作はかなり良かった。大きく理由は2つある。
1つ。メインのラである平次のラが常に彼の行動原理になってた点。そしてそのライバルであるゲストキャラ聖の存在。ゲストキャラが和葉に対してラを発生させるのが『から紅』のアレンジっぽくて良かったんですが、この恋のライバルがまさか最後にテロの主犯として平次と直接対決することになる。激アツである。「アニメだからどんな危険なとこでも戦えます」というのは本シリーズの魅力で、平次は昔は屋根の上でチャンバラし、そのときは十分「すげぇ~」と感心してたんですが、本作ではまさかのセスナの上。森谷帝二風に言うなら「××の×」でしてるとしか思えないようなアイディアの発展、インフレぶりに笑いました。笑ったけど、本作の持つ魅力であるご当地感、そしてタミットを目的地への距離で示して良いシチュエーションですね。
そんなライバルである聖。彼は親から引き継いだ使命に囚われてるのですが、そんな彼が彼自身の人生、選択として得た輝きが和葉へのラ。聖というキャターの本質を描く上でラが見事に機能してたと思います。ラがあるから彼が根っからの悪人とは思えないバランスになってるんですよね。
2つ(忘れてた)。メインの三角関係以外は、マジでラだけを考えてる存在として切り離されてる。具体的には蘭であり、紅葉(と伊織)。本編からある程度分離した存在であるから「今それどころじゃねぇだろ」的なノイズが発生しづらかったんだと思います。特に蘭は他人の恋を応援する立場がハマってて、かなり新鮮な魅力を放ってたと思います。ラストの首トンも笑いましたし、のするくだりも良かった。「蘭のいるところに爆弾が落ちる」というのばシリーズの定番ですが、今回は蘭がその場所に執着してる。

そして、「大人向けコナン」の回で、内容も本題と言える「黒の組織」であるシリーズ26作目「」を試写で見た際には、それまで悲願だった興行収入100億円は「余裕で突破する」と想定できました。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024)

本格時代劇風の縦書きテロップで時代背景を説明してくる。劇場で密かに笑いました。血しぶきも景気よく舞い、ツダケンボイスで作品の渋さがさらに上昇。そしてツダケンが背後の敵を一突き。そして残った血の星形、そこを覗くと……現代へ。最高。そしてこのシーン、ここで印象づけられた血の星形がクライマックスで大きな意味を持ち、それがまさにタイトルの『100万ドルの五稜星』へと繋がっていく。ここ最近、具体的には『緋色の弾丸』以降ですが、毎回タイトルが凝ってて良いですね。本編を観たらタイトルの意味が深まって理解できるという仕掛け。逆に『紺青の拳』の拳は「根性ってこと?」という感じで止まってます。

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』予告②【4月12日(金)公開】

映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」初日のネタバレ ..

文豪・田山花袋が明治40年に発表した代表作で、日本の私小説の出発点とも言われる「蒲団」を原案に描いた人間ドラマ。物語の舞台を明治から現代の令和に、主人公を小説家から脚本家に置き換えて映画化した。 仕事への情熱を失い、妻のまどかとの関係も冷え切っていた脚本家の竹中時雄は、彼の作品のファンで脚本家を目指しているという若い女性・横山芳美に弟子入りを懇願され、彼女と師弟関係を結ぶ。一緒に仕事をするうちに芳美に物書きとしてのセンスを認め、同時に彼女に対して恋愛感情を抱くようになる時雄。芳美とともにいることで自身も納得する文章が書けるようになり、公私ともに充実していくが、芳美の恋人が上京してくるという話を聞き、嫉妬心と焦燥感に駆られる。 監督は「テイクオーバーゾーン」の山嵜晋平、脚本は「戦争と一人の女」「花腐し」などで共同脚本を手がけた中野太。主人公の時雄役を斉藤陽一郎が務め、芳子役は「ベイビーわるきゅーれ」の秋谷百音、まどか役は片岡礼子がそれぞれ演じた。

ずばり大破壊である。日本が舞台になると途端にテロが未遂に終わってしまうジレンマ。もちろんコナン(たち)的には勝利なので良いことなんでしょうが、一度『紺青』の派手さを知ってしまうと物足りなくなってしまうというか「また未遂か……」となってしまうのも事実。やはりという、今後コナンが二度と訪れることのない、いくら破壊しても今後の物語に1ミリも関わってこない地、というのが重要だったんでしょう。渋谷は無理でも函館なら……とかなり失礼なことを考えながら本作には期待してたんですが、残念ながら。
大倉脚本回は骨組みとしては『紺青』路線が続くんですが、破壊の派手さでは最初の『紺青』がベスト。歴史的に振り返ると『紺青』の意味、価値がより深まってくるというか、再現性のない奇跡の一作だったんだなぁとありがたい気持ちになってきます。『コナン』の映画で特殊な舞台や施設の説明が入る度に「ここが壊されるんだなぁ」となると思うんですが、『紺青』だけは例外で、そこが本当に素晴らしい。


劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』 | STORY

【好スタート】『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』公開3日間で興収33億円突破

シリーズ歴代No.1ヒットの前作『黒鉄の魚影』の公開3日間での興収31億4638万7340円を超えたといい、公式Xは「皆さまの多大なる応援のおかげです!」と感謝を伝えた。

天下分け目のお宝争奪バトルミステリー、ついに開幕ー!劇場版『名探偵コナン100万ドルの五稜星』大ヒット上映中!!

【発表】映画『コナン』興収120億円突破、前週を上回る成績

アニメ『名探偵コナン』劇場版シリーズ27作目『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(4月12日公開)の最新興収情報が発表され、観客動員数845万3000人、興収120億9900万円を記録した。

今年はアニメ「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」が158億円、実写の ..

事件を捜査するコナンたちが観光地を巡るのはもちろんなんですが、本筋とはほとんど関係ない観光スポットにヘリで移動する紅葉&伊織の存在に笑った。本筋の方はを誘発する雰囲気があったと思うんですが、紅葉たちに関してはもはや「関係ないじゃん!」というのが前提になってるというか、観光地を巡ることを極端に強調したメタ的な存在になってたと思う。とにかくフィクションライン、もしくはが違うんですよね。あの2人だけ。ほとんど上位存在みたいな雰囲気(つまりは作り手であり我々客)。
ただ、巡るだけでなく、その地で、その地ならではのアクションや見せ場を用意してくれるのが楽しい。クライマックスの「→」のくだりは正直「実際にやらなくてもって分かったんじゃない?」とか思ったりもしましたが、派手な見せ場としては魅力的だったし、やはり函館という地を立体的に俯瞰した上での大移動(てか駆けっこ)となったのが楽しい。
ご当地アクションとして白眉だったのは坂、海、そしてが出揃ったシーン。パッと見がほとんどサンフランシスコという感じで本当に素晴らしかったです。良いロケーションで、その独自性を踏まえた良いアクションを用意しましたね。