円安急進の可能性も ドル円に節目か 日米金融政策の見通しは?


昨年12月29日に100歳で亡くなったジミー・カーター元大統領の国葬がワシントン大聖堂で営まれました。国葬にはバイデン大統領に加え、次期大統領のトランプ氏、元大統領のオバマ氏も参列しました、ブルームバーグの記事では、オバマ氏とトランプ氏が隣り合わせで座り、オバマ氏がトランプ氏に何か説明している写真もありました。そして、弔辞を行ったバイデン氏は、「ジミー・カーターの友情は、人格の素晴らしさというものが肩書きや権力よりも大切だということを教えてくれた」と述べ、最後に「権力の乱用は最大の罪だ」と読みました。バイデン氏の、大統領としての最後の痛烈な批判をトランプ氏に宛てたものと受け止めました。


日本時間19日に相次ぐ、FRBと日銀の金融政策発表はドル円相場の節目となりえる。日銀が利上げを見送れば、円安急進の可能性もある。

- FOMCは0.25%の利下げを行うも、2025年の利下げペースは2回程度と予想
- 日銀会合は予想通り据え置きを決定
- FOMC1月の追加利上げ観測は後退し、3月以降に焦点が移行
- 結果として、3月頃まで日米金利差が維持される見通し

米ロスアンゼルス近郊で起こった山火事では甚大な被害が出ている模様です。死者は少なくとも5人で、10万人余りの住民が避難を余儀なくされています。米国史上最大の自然災害になる可能性もあり、被害額および経済的損出は520億ドル~570億ドル(約8兆2100億円~9兆円)になるとの推計もあります。

ドル円相場、プロの予想割れる 2025年は138円から160円まで

来週は米ISM製造業景気指数など重要指標の発表があり、160円を目指す上で重要な週となる可能性があります。年末年始の海外市場は日本と異なり通常通りの取引が行われるため、相場の反応も活発になることが予想されます。

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ドル円は円安進行で156円台へ~為替介入を考える上での要点整理

先週のFOMCと日銀金融政策決定会合の結果が、ドル円上昇の主な要因となっています:

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12月17日(火)当面のドル円相場見通し【注目!投資ストラテジー】

先週、ドル円相場は157円90銭台まで上昇し、7月以来の高値を更新しました。7月には162円付近まで上昇した経緯もあり、市場では再び160円台を試す可能性が指摘されています。ただし、今週はクリスマス休暇を控えており、海外市場の休場も相まって、上値の重い展開が予想されます。

円安進行が目立ってきている。トランプ当選で地殻変動が起きている。財政悪化の観測が、米長期金利を押し上げている。FRBの利下げについても、2025年にかけては進めにくいと予想される。日米金利差の拡大は、ドル高・円安要因である。今後、これに対抗しようとする日本の通貨当局の口先介入と、日銀の追加利上げはどうなるだろうか。


米ドル/円(USDJPY)のチャート、相場の状況と今後の見通し

また、昨日厚生労働省が発表した昨年11月の「所定内給与」は前年同月比で「2.7%増」と、1992年10月以来の高水準でした。今回の結果は、賃金と物価の好循環が一段と強まっていくとする日銀の見方と整合するもので、今月の決定会合での追加利上げの可能性をやや高めることになります。ただ、市場のコンセンサスは「利上げ見送り」となっています。筆者は0.25%の利上げに組みしていますが、円安が大きく進んでいることで、ここである程度円安阻止への強い姿勢を見せる必要があるのと、足元の日本の長期金利の上昇が利上げを示唆していると考えています。

【2024年前半】豪ドル円(AUD/JPY)の今後の見通し・予想

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

ドル円は 152 円手前まで上昇。1 月 1 日に発生した能登半島地震の影響で、日銀が復興支援のため

長短金利をみてみると、11月の利下げ後のFFレートの誘導目標は、4.5~4.75%である。長期金利は4.4%台まで上がっていて、これはほぼ同水準だ。ここには短期金利の見通しの変化が背景にあるのだろう。今後は、短期金利があまり下がっていかないだろうという予想なのだ。従来の短期金利>長期金利の図式、つまり長短金利の逆転が続いてきた。しかし、それは解消する手前までやってきている(図表2)。FRBは、9月時点で2025年中▲1.00%ポイントの追加利下げを予告しているが、長期金利はその利下げをあまりカウントしていない水準で推移している。これは、潜在的なインフレ圧力を見込んでいるということだ。そして、FRBがどこかで利下げを休止して、いずれ利上げ方向に転じてもおかしくはないことを見込んでいるのだろう。米金利のイールドカーブは、1~3年にかけて4.2~4.3%程度になっている。

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

トランプ大統領の就任に伴い、経済、金融、外交といった様々な分野で大きな政策転換が予想される。前回のトランプ政権時には、保護主義的な通商政策やトランプ流外交により、為替市場が大きく揺さぶられた。再び同様の政策が採用された場合、現在の為替相場にどのような影響を及ぼすのか。

しかし、8 月に入り追加経済対策への期待が高まったことや、米雇用統計をはじめ予想を

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストは、インフレ率も加味した日本の実質金利が米国に比べ圧倒的に低いため、ドル安・円高は続かないとし、25年末のドル・円レートの予想を154円50銭としている。

【2024年12月最新】ドル/円今後の見通しから現在の為替レート

本レポートでは、最新のAI技術を活用し、トランプ政権下でのドル円相場の行方を分析する。具体的には、経済指標、金融政策、地政学的リスクなど、様々な要因を考慮しながら、複数のシナリオにもとづきドル円相場を予測する。そしてこの分析を通じて、今後の為替動向に対する新たな知見を得ることを試みる。

米ドル/円のチャートをリアルタイムで紹介。今後の為替レートの動きや相場、投資家に人気のおすすめの仮想通貨取引所などについて解説しています。

金融市場に大きな動きはなかったものの、金融当局者の発言が多くありました。ボストン連銀のコリンズ総裁はブルームバーグとのインタビューで、「時間の経過に伴い、一段の緩和が適切となるだろう。その規模は9月に考えていたよりもいくらか小幅となる可能性がある。じっくりと辛抱強くデータを総合的に評価する。つまり、辛抱強く分析的に見ていくことが、今年の政策を考える上で適切な可能性が高いだろう」と話しています。ボウマンFRB理事も、「インフレ率は2023年に大幅に鈍化したが、24年は進展が停滞したようだ。コアインフレ率は目標である2%の水準をなお不快なほど上回っている。政策については慎重かつ緩やかなアプローチが望ましい」と、カリフォルニア州のイベントで述べています。さらにフィラデルフィア連銀のハーカー総裁はさらにハト派的な発言を行い、「今は休止して、状況の推移を見守るのが適切」と発言し、その上で、「しばしの現状維持は可能だ。恐らく長期ではない。データがどうなるのか、見極める必要がある」と指摘しています。今年最初のFOMC会合は今月28-29日に開催されますが、上記の発言からも推測されるように、政策金利は据え置かれることになりそうです。

東京海上アセットマネジメントの「為替グラフ 米ドル/円」ページ。米ドルの対円為替レートの推移をご確認いただけます。

トランプ氏の2025年から2029年の大統領任期におけるドル円相場の予測について、以下の分析フレームワークで検討を行う。本分析では、大規模言語モデル(LLM)を活用し、トランプ氏の過去の発言や政策、現在の経済状況、そして将来の不確実性を考慮した包括的な予測を試みる。

為替相場を予想する2つの視点 知っておきたいドル円相場のアノマリー

まず、トランプ氏の経済政策に関する主要な発言を分析し、その政策方針を明確化する。次に、これらの政策が実行された場合の「想定内シナリオ」におけるドル円相場への影響を、金融政策、財政政策、通商政策の観点から分析する。続いて、予期せぬ事態が発生した場合の「想定外シナリオ」について、地政学的リスクや国際金融市場の急激な変動などを考慮した分析を行う。最後に、各シナリオの発生確率をAIモデルによって算出し、より現実的な予測の提示を目指す。なお、本分析ではLLMの特性を活かし、膨大な過去データと最新の市場動向を組み合わせることで、より精度の高い予測の実現を図っている。

[PDF] 今後の為替相場の見通し 図表1. ドル円 図表2. 日米金利差

日興アセットマネジメントのフィンク直美チーフ・グローバル・ストラテジストは「米経済が予想以上に加速したり、インフレ率が予想を上回ったりする可能性は残されており、その場合はイールドカーブへの利上げの織り込みが修正される」と言う。これは日米の絶対的な金利差が維持され、リスク選好の環境下でドル堅調の流れが続くことを意味するものだ。

ドル円が 153 円台に上昇するなど、円安が進行しています(図表 1)。主な要因は、米経済が堅調で

筆者が少し不思議に思うのは、米株価が大きくは下がらないことだ。株価はこれまでFRBの利下げ予想を織り込んで上がってきた。ならば、トランプ当選で金融緩和期待は剥落しているのに、なぜ株価は大幅に下がらないのか。これも、ドル高と同じく、潜在的なトランプ・トレードの押し上げ圧力が見た目以上に強いことを示唆している。

2024年の株価は堅調です。日本株の株価指数「日経平均株価」が34年ぶりに史上最高値を更新したというニュースを覚えている方もいるでしょう。

とはいえ、来年の円高を予想するストラテジストの間でも、その道のりは平たんではないとみる向きは少なくない。トランプ氏の再登板でFRBの利下げペースを見通しにくくなったためだ。

今週のドル円FXレートのレンジ予想(高値・安値予想)を公開。現在値、今週のレンジ、過去予想勝率も。

今後の円安進行で気になるのは、日本の通貨当局が為替介入に打って出るかという論点だ。2024年4月29日・5月1日には介入を実施している。為替相場が連休前に1ドル153~155円で膠着していたところから、一気に156~157円に円安が進んだところで、頭を押さえるように9.8兆円の為替介入が行われた。このときは随分と投機色が強かった。現在は、シカゴのIMM通貨ポジションは、以前よりも円売り方向になってきたが、4・5月ほどは投機筋の円売りポジションが膨らんでいない。だから、今のところ実勢を反映した円安に見えるが、円安の勢いが強いと介入の可能性は高まっていく。