今週の豪ドル円(AUD/JPY)FXレートの為替レンジ予想(高値・安値予想)を公開。現在値、今週のレンジ、過去予想勝率も。


資源国通貨としての特色が色濃い豪ドルですが、鉄鉱石やボーキサイトといったに加え、石炭や天然ガスといったの商品相場に連動して為替相場が影響を受けます。もちろん、同国の経済においてもこれら資源貿易は重要な位置を占めており、がオーストラリア経済に与える影響は非常に大きいと言えます。


豪ドル下落、75円台前半 ウエストパック銀が年内3度の利下げ予想

南アフリカ・ランド(ZAR)はもみ合いとなりそうだ。
FOMCではドットプロットの2025年末時点の中央値が上方修正され、利下げ回数が2回と前回9月の見通しから半減した。
米国の利下げ観測が後退している中で、先週発表された南アのインフレ指標は軒並み市場予想よりも下振れる結果となった。
すでに1月の南ア準備銀行(SARB)金融政策委員会(MPC)では利下げ予想が圧倒的に多数となっているように、南アと米国の金融政策の方向性の違いがドル買い・ZAR売りを促しそうだ。
ただ、一方で中国経済の回復期待がBRICS諸国にとっては支えになり、ZARが一方的には売られにくい要素にもなる。
なお、南アからは来週は主だった経済指標の発表予定はない。

2008年頃の豪ドルは、政策金利が約7%まで上昇していたこともあり、高金利通貨の代表格でした。
しかし、リーマンショックの影響で金利が引き下げられ、それ以降は高金利通貨としての魅力が薄れてしまいました。

【SBI FX NEWS!】RBA受け豪ドル円が上昇 米3年債入札に注目!

来週は豪州国内以外でもイベントが少ない週を迎える。
今週で日米英などの金融政策決定会合が終了し、年内は主要国の政策決定会合がすべて終わっている。
また、豪州同様にクリスマスシーズンと年末で休場になる国が多い。
ただ、中国が新たな財政政策や経済対策について再び示唆したときや、中東やウクライナ情勢に変化が起きた場合は警戒が必要だろう。

今週の豪ドルは、オーストラリア準備銀行(RBA)がCPIの目標回帰に言及したことで売られる場面も見られたが、良好な労働市場が確認されたことで、一時98円台まで上昇した。

FX/為替予想 (字幕付き動画) 「豪ドル/円、売りシグナル点灯

とは言え、オーストラリアは主要な先進国であり、政治や経済面での不安要素があまりなく、投資先として比較的リスクの少ない通貨です。

豪ドルは弱含み。
コモディティ価格が軟調な動きを示したことで、資源国通貨がほぼ全面安となった。
また、FOMCでのタカ派的な利下げが更に豪ドルの重しに。
対ドルでは一時昨年10月以来となる0.62ドル割れまで弱含んだ。
対円では日銀の利上げが先送りされたことなどから、行って来いの動きだった。
ZARも対ドルでは下落。
南アもオセアニア通貨同様に資源国通貨であり、対ドルでは軟調な動きとなった。
ただ、対円では日銀の早期利上げ期待が後退したことから下落後は買戻しが入った。(了)

最新為替見通し|UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社

今週の豪ドルは、第3四半期GDPの鈍化を受けて、オーストラリア準備銀行(豪中銀、RBA)による早期の利下げ観測が強まり、9月19日以来となる95円台まで低下した。

経済指標も、来年1月7日の11月住宅建設許可件数まで主だった発表予定がほぼない。
その中で、来週豪州国内から市場を動意づける可能性が唯一あるとすれば24日に発表される豪準備銀行(RBA)理事会の議事要旨(9‐10日開催分)になるだろう。
理事会後に発表された声明文では「インフレの上振れリスクは緩和。
消費者物価指数(CPI)は持続的に目標に戻ると確信」とハト派的な見解が示された。
RBAのタカ派スタンスが弱まったことで市場は豪ドル売りで反応している。
更に、今週に入り米連邦公開市場委員会(FOMC)ではタカ派的な利下げとなったことで、豪ドル/ドルは2022年10月以来の水準まで弱含んだ。
このトレンドは継続されそうだ。
もし、議事要旨がRBA声明文よりもハト派と捉えられる内容だった場合は、豪ドルは更に下押しする可能性がある。


現在値 97.79-97.84 前日比 +0.07 (+0.07%)

豪ドルの上値余地を探る上では、RBAによる金融政策の動向が最大の焦点となりそうです。RBAは2020年11月に政策金利を同国史上最低値となる0.10%に引き下げましたが、2022年5月の会合で利上げに踏み切りました。2023年4月の会合で利上げを見送り、10会合に及んだ連続利上げがストップしたものの、翌5月にはインフレの上振れリスクなどを理由に利上げを再開、予想外の決定でマーケットを驚かせました。
RBAは2024年6月の会合で政策金利を据え置き、4.35%の高水準で維持することを決定しました。声明では「直近のインフレ率は低下ベースが鈍化」と引き締めの可能性に含みを持たせており、その後行われたブロックRBA総裁の記者会見では、利上げの議論があったことも伝えられました。RBAの政策運営は豪ドル/円に対して大きな影響力を持つためその動向は注視しておきたいです。

RBAは2024年6月の会合で政策金利を据え置き、4.35%の高水準で維持することを決定しました。

早朝のの準備などもあり、毎朝始発で出勤しています(その分帰宅も早い)。最近は家を出るときはまだ外は真っ暗。朝と言うより夜です。今週、家を出た際にふと空を見上げると、オリオン座が見えました。冬ですね。

オーストラリア・ドルから日本円への為替レート。AUD/JPYの両替

毎朝配信される「Dailyレポート」は、外国為替や世界の株価指数、商品市場に関するマーケット分析を行っています。
豪ドル円についても、専門家による相場動向を分析したコンテンツを提供しています。
ぜひ、以下の記事をブックマークしてご活用ください。

24日(火)のドル円相場は狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。

逆に、中国経済の回復が思わしくない場合、豪州経済にとってもマイナスに作用する可能性があります。
これは豪ドルの下落要因になると考えられます。

りも遅れる可能性が高く、現在の市場予想では豪州の利

息子の体が硬いと指摘されたので、妻が家でできる基本的な体操の本を買ってきました。息子と妻が一緒にやっているので、運動不足の私も参加。私の目標は腰痛解消と少しでもカロリー消化です。

[PDF] 2024年の豪ドル相場の見通し

経済対策が期待通りの効果を上げるなら、中国経済は回復すると見込まれます。
豪州は中国と経済的な結びつきが強いとされており、中国経済の発展は豪ドルの上昇につながることが考えられます。

日米金融政策格差に着目したドル買い・円売り基調が続く見通し

豪ドル相場を見通す上で最も注目したい指標が、RBA金融政策発表です。RBAは現在の金利据え置きによって、インフレ抑制に向けた行動を続けていますが、現時点でインフレ率はRBAが物価目標としている年2%~3%のレンジを依然上回っています。

上述したようにRBAは足元のインフレ動向を背景に引き締めスタンスをとっているため、当面は現行の金利水準の維持が想定されます。とはいえ、経済指標(データ)次第であることに変わりないため、今後も声明等の内容に注目しつつ、指摘されるインフレリスクや経済の不確実性などの要素を見定めていく必要があるでしょう。

豪ドル円(AUD/JPY):今後の見通しは?注目点を解説

コモディティ価格の上昇による貿易黒字は中国需要に依るところが大きいため、中国国内の経済動向や豪中関係の政治的変化にも気を配る必要があります。

現在の中国経済ですが、その足元は今まさに正念場を迎えているといっても過言ではないでしょう。2020年のコロナショック以降、初期段階では迅速なロックダウン(都市封鎖)やワクチン接種の進展から早期の経済立て直しに期待がかかりました。ただ、金融緩和による投資マネーの流入で不動産価格が高騰し、政府は住宅ローンや不動産開発企業への融資に規制を設けました。これを契機に中国市況は低迷をはじめ、中国恒大集団などが経営危機に陥りました。

足元でも、不動産を巡る不透明感が幅広く経済の足かせとなる展開が続いており、中国当局はその対応に様々な手を講じています。今後のオーストラリア経済の見通しを見極めるうえでも中国の政治・経済動向には目を向けておく必要がありそうです。

来週のマーケット展望 円相場は神経質な展開、株は膠着か

また併せて、毎月公表される豪雇用統計も押さえておきたいです。直近は雇用環境も大都市のみならず幅広い地域で改善していることが確認されており、正規雇用を中心に底堅さが伺えるなど賃金上昇に繋がりやすい状況が続いています。対して、コロナショックで一時悪化した失業率は改善を続け、およそ50 年ぶりの低水準で推移しています。雇用者数や失業率のデータはRBAが非常に重視しているデータで、これらの変化に着目することで、今後のRBAの金融政策や豪ドル/円相場を見通すヒントが見えてくるかもしれません。

今日(26日)のレンジ予想 豪ドル円(AUD/JPY)

豪ドル/円は100円台後半から101円台前半での動きを中心に方向感のない動きが続きました。目先の上値目途は今週高値の101.36円前後になりそうです。その上の水準では11/7高値の102.399円前後が意識されそうです。一方で下値は、200日移動平均線が目先の目途となります。その下の水準では99円台後半~100円台前半が目途となりそうです。この水準には週足雲上限や週足基準線が位置しています。

【豪ドル/円 日足・一目均衡表、200日移動平均線】

豪ドル/米ドルは2024年6月末までに1豪ドル0.76米ドルまで上昇すると予想する。 我々の予想は、アジアの良好な経済環境、国内政策、コモディティ価格の回復がプラス材料となり、オーストラリア経済は持ちこたえることができるという見方に基づいている。

10日のRBA理事会の声明を見ると「基調的なインフレは依然として高いものの、経済活動に関するその他の最近のデータはまちまちで、全体としては11月の予想よりも軟調となっている」と示してありました。RBAの指す基調インフレ率は豪統計局(ABS)が公表しているCPIトリム平均になります。最新のCPIトリム平均は四半期ベース(7-9月期)、月次ベース(10月)ともに前年比+3.5%でRBAによる今年の年末時点の予想(+3.4%)を上回っています。ただ、インフレの減速ペースは概ねRBAの予想通りと評価しており、声明ではインフレに関して「インフレ上振れリスクに対して警戒し続ける必要性」との文言が「見通しに沿う形でインフレ圧力が低下していることに一定の自信を抱き始めている」に置き換えられていました。10-12月期のCPIトリム平均は来年1月29日に発表されますので、ここでインフレが反発を示さなければ、2月のRBA理事会(18日)での利下げ開始に向けて一つハードルを越えることになりそうです。
経済活動を見ると、豪7-9月期国内総生産(GDP)は前期比+0.3%で市場予想(+0.5%)を下回りました。政府部門の支出が拡大した一方で、個人や企業の支出は低調な結果となっています。豪政府によるエネルギー料金補助政策により、エネルギー料金が家計支出から政府支出へ移行しましたが、その余裕ができた分の多くを各家庭は貯蓄に回した様です。政府による景気支援策が期待(インフレ面からみると警戒)したほど豪経済を支える材料になっていないことも、RBAが利下げに移りやすくなっている一因として考えられているようです。
一方で、労働市場は引き続きひっ迫した状況が続いています。豪州の雇用者数は10月に6カ月ぶりに過去1年の平均増加数を下回り、労働市場のひっ迫がやや緩和されてきた可能性を示しました。しかし、12日に発表された豪雇用統計では、雇用者数が3.56万人増加。再び過去1年間の平均増加数を上回りました。この反発が一時的なものなのか、それとも強い労働市場が続くのか、今後も注目が必要です。ただ、5月から9月の間、過去1年間の平均を上回る雇用者の増加を記録した割には、前述の通り7-9月期GDPでは個人消費が伸びていませんでした。RBAの利下げを見極めるには労働市場よりも経済活動を示す指標に注目したほうがよさそうです。

とはいえ、来週は豪州の主要な経済指標の発表は予定されていません。豪州以外の他国では、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合といった重要イベントが控えています。来週は米ドルや日本円中心に豪ドル相場が動くことになりそうです。

【豪雇用者数変化の推移】

豪ドル 円 予想 来週 2024、2025、2026

かつては高金利通貨の代名詞であった豪ドル。現在でも個人投資家からの人気は健在で、2023年の国内の個人投資家における取引金額割合では3位の人気を誇っています。「みんなのFX」では、豪ドル/円のスプレッドが0.5銭(AM8:00~翌日AM5:00 原則固定(例外あり))と低コストでお取引いただけます。また、オーストラリアの政治経済や、チャートのテクニカルポイントに関するニュース配信も豊富ですので、豪ドル/円のお取引は「みんなのFX」のご利用をぜひご検討ください。
なお、先述の通り、豪ドル/円の値動きやスワップポイントの変動は、鉱物資源の需要に左右される傾向が強いため、世界経済や中国経済の動きに影響されます。また国内景気や、インフレ動向を判断するRBAの政策金利・声明文もしっかりウォッチしながら取引すると良いでしょう。
(2024年5月時点 トレイダーズ証券 市場部)

ザイFX!

今週の豪ドルは、豪準備銀行(RBA)が公表した理事会要旨でタカ派姿勢が確認されたものの、買いは続かず、100円水準を挟んだ小動きの相場展開が続いた。