後鼻漏とは、鼻腔または副鼻腔からの鼻汁がのどにまわり、症状として、鼻 ..
このようなノドの異常感覚の症状をもたらす“異常な鼻水”(“非生理的な鼻水)のことを後鼻漏(「真性後鼻漏」)と言います。
膿性・粘性鼻汁、後鼻漏、鼻閉、嗅覚障害などが2~3か月以上続いています。 検査 ..
当院では、後鼻漏については「日常生活に支障がない(本人が気にならない)状態」が続けば「治癒」と考えていますが、発症して間もない後鼻漏は、適切な治療と養生により多くの場合治癒します。慢性的な後鼻漏(とくに発症して1年以上経過)は、他の慢性疾患と同じように「治る場合もあるが、治らない場合もある」のが現状です。
粘りのある鼻水が喉の奥を流れる、痰(たん)がからむ咳が止らない、などの不快な症状を感じる場合、それは後鼻漏(こうびろう)かもしれません。
病的な意味での後鼻漏は、副鼻腔炎(蓄膿症)やアレルギー性鼻炎に伴い、粘調なあるいは膿性な鼻水が喉の方へと流れることを言いますが、広い意味で副鼻腔炎に伴う後鼻漏以外に生理的な分泌物や上咽頭の炎症に伴う分泌物も後鼻漏に含む場合もありますし、さらには何も流れていないのに流れている感覚や喉に貯まる感覚のみがある後鼻漏感と呼ばれる症状もあります。
ちなみに耳鼻科外来を受診する患者さんの内、後鼻漏を訴えるのは16%おられ、実際に後鼻漏が確認できるのは約10%、 視診で確認できない後鼻漏、いわゆる後鼻漏感は約5%であったとの報告もあります。(参考文献❶)
また鼻水が多いと、鼻水がのどに流れ込んで、その鼻水が気管支を刺激する後鼻漏もせきの原因になります。
副鼻腔炎は「薬物療法→無効なら内視鏡手術」という治療手順が一般的で、上咽頭炎はBスポット療法、鼻茸は手術、逆流性食道炎は主に薬物療法で治癒に向う可能性があります。アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎は体質が関係するため完治が難しい場合もありますが、主に抗原回避(原因物質をなるべく避けること)と薬物療法で後鼻漏が気にならない状態になる可能性があります。
A2:どちらもノドの異常感覚(違和感、不快感、異物感など)が自覚されますが、その原因となる “非生理的な鼻水”である後鼻漏が見られる場合(“ホンもの”の後鼻漏)と、その発生が全く確認できない場合(“ニセもの“の後鼻漏)があります。
後鼻漏(鼻水がのどに落ちる) 頭痛 顔面痛 嗅覚障害(匂いがわからない) せき
①問診
鼻汁、鼻閉の有無、鼻水の色などを確認します。
鼻水が黄色く、痰が絡んでいる場合は、後鼻漏である可能性が高いと考えられます。
“ニセもの“の場合は後鼻漏感といって、あたかも後鼻漏がノドを降りたり、へばり付いたりするような異常感覚があるのですが、後鼻漏の実体は存在していません。
鼻漏・後鼻漏 · 鼻閉 · 顔の違和感・痛み · においがしない・感じにくい.
通常、鼻の中で過剰に分泌された鼻水は、鼻の穴から前方へ「鼻水」となって出ていきます。
後鼻漏は、鼻水が外に出ずに鼻の後方から喉のほうに流れ落ちる症状です。健康な状態でも、1日作られている鼻水(2〜6リットル)のうち30%(0.6〜2リットル)は鼻から喉に流れ、無意識に飲み込んでいるといわれています。そのために、後鼻漏自体は自然な症状なのです。
しかしながら、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などで喉に流れ落ちる鼻水の量が増加したり、上咽頭炎で喉の奥に粘液が張り付いたりすると病的な後鼻漏になります。図:右中鼻道から後鼻腔へ流れる後鼻漏
後鼻漏は量が少なければ気にならないものです。けれども、副鼻腔炎などで鼻水の量が増えると喉に流れ落ちてくるのがわかるので不快感をおぼえます。症状が重くなると、口の中がネバネバする・つばが増えるなどの感じにも悩まされるようになります。
後鼻漏による咳とは? | たくゆう耳鼻咽喉科クリニック 院長ブログ
後鼻漏の症状を緩和するために、次のような漢方薬が使われることがあり、服用により後鼻漏の改善がみられることもあります。
鼻水が喉の後ろに垂れる、後鼻漏による咳、痰、鼻づまりによる口呼吸で ..
一般に後鼻漏と言う場合には、ほとんど“ホンもの”の後鼻漏をさしており、その性格から医学的には「真性後鼻漏」または「鼻性後鼻漏」と言います。それに対して後鼻漏感、すなわち“ニセもの“の後鼻漏は、「仮性後鼻漏」または「鼻外性後鼻漏」と呼ばれます。
慢性副鼻腔炎との合併で症状を悪化させる人が増えているので、後鼻漏(鼻水が ..
治りにくい後鼻漏としては、①加齢に伴う後鼻漏感(鼻や上咽頭の乾燥による)、②多忙・睡眠不足・ストレスと関連した後鼻漏感、③慢性鼻炎による粘液性や膿性の後鼻漏があります。
①では、対症療法(保湿成分の点鼻薬使用、乾燥時のマスク着用など)が主体となり、完治までいかなくても日常生活の快適性を上げることが目標となります。
②では、何とか生活環境を変えることが必須ですが、現代は忙しい方が多いので・・治療は難航します。
③の慢性鼻炎の中で、視診やファイバーカメラで後鼻漏の発生部位が分からない(でも、粘液性や膿性の後鼻漏はある)場合、薬物療法(粘液調整剤、ステロイド点鼻薬など)、鼻洗浄治療が主体となりますが、決め手となる治療法がありません。
個人的には①、②、③についても、もし「治療前の調子が(100点満点で)50点→治療後の調子が70点」となるならば治療の意義があるのでは?と考えて診療を行っています。
喘息の病態に及ぼす具体的なメカニズムについては、アレルギー炎症による鼻腔の防御機能の破綻、微量後鼻漏の誤嚥
後鼻漏の原因を特定するために必要に応じた検査を行い、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、上咽頭炎がないかを確認します。
チクナインは、蓄膿症・副鼻腔炎による、後鼻漏(こうびろう)の症状も改善します。 ..
後鼻漏で、のどのつかえ感がある人は、カフェイン入りの飲み物を摂りすぎないようにしましょう。
カフェインには、体の水分の排出を促す作用があります。
体が脱水傾向になると、鼻水の粘り気も増加し、のどのつかえ感や咳が悪化することがあります。
後鼻漏の症状が強いときは、カフェイン入りのお茶やコーヒーをほどほどの量に抑えましょう。
鼻詰まりや後鼻漏(のどの奥に鼻水が垂れてくる)症状がみられ、嗅覚障害や味覚 ..
こんにちは、名古屋はなまる耳鼻科クリニック院長のDr.はなまるです。今日のテーマは「副鼻腔炎、後鼻漏に効くオススメ市販薬」についてです。副鼻腔炎に悩む方は多く、その中には耳鼻科に行く時間がなかなか取れない方もいるのではないでしょうか?また、耳鼻科での治療を受ける前に少しでも症状を軽減したいと考えている方もいるかもしれません。そこで今回は、副鼻腔炎や後鼻漏に効果が期待できる市販薬をいくつかご紹介し、その使い方や注意点についても詳しく解説していきます。
「鼻閉」のお子さんは、鼻汁がのどにまわる後鼻漏になりますので中耳炎になりやすいです。
後鼻漏の原因、発症から治療開始までの期間により異なります。発症から1ヶ月以内では、一度の治療だけで治癒することもあります。
また、大量の鼻水がのどへ落ちる「後鼻漏(こうびろう)」や、においがわからない ..
A3:鼻腔や副鼻腔を含む鼻の中の粘膜に出現した、あらゆるタイプの炎症反応は、基本的にすべて後鼻漏の発症につながる可能性があります。
後鼻漏といいます) ○顔面(目や鼻、ほほの周りなど)が重い感じがする。痛みが ..
つまり、鼻粘膜のなんらかの炎症反応に伴って異常に産生された“炎症性分泌物”こそ、後鼻漏の正体と考えてよいでしょう。鼻粘膜の炎症反応を来たす主な鼻副鼻腔の疾患の典型例としては、鼻カゼ、アレルギー性鼻炎(花粉症)、急性/慢性鼻副鼻腔炎などがよく知られています。
後鼻漏症候群 | 足利市の耳鼻咽喉科はふじさわみみはなのどクリニックへ
重症の場合、後鼻漏の不快感によって食事や睡眠などの日常生活に支障をきたす場合があります。
片側性の透明な水様の分泌物(特に頭部外傷後)は,髄液漏を示唆している ..
④処方(重症の場合は専門医療機関へ紹介)
アレルギー性鼻炎が原因で後鼻漏をきたしている場合は、抗ヒスタミン薬や点鼻ステロイド等処方します。
鼻汁が黄色い膿性がある場合や副鼻腔炎がある場合は、抗菌薬を処方することもあります。
長く鼻閉が続く場合は鼻ポリープがある場合もあるので、耳鼻科に紹介することもあります。
アレルギー性鼻炎の代表的な症状は以下の3つです。 発作的に連続するくしゃみ; 透明でさらさらとした鼻水; 鼻づまり
後鼻漏は、しばしば長引く慢性咳嗽の原因になることがあります。
鼻水や鼻が詰まっているだけと思わずに、早めに治療することで、日常のQOL(生活の質)が大きく改善することが実感できるはずです。
クリニックプラスでは、平日は20時まで、土日祝日も後鼻漏の診療を行っております。
お気軽にご相談にいらしてください。
ぜん息との合併に気をつけたい病気|成人ぜん息(ぜんそく、喘息)
その診断は、鼻内の局所所見、および鼻副鼻腔の画像検査から最も決定的な情報が得られます。ですから、とくに鼻の不調が感じられた場合は、耳鼻咽喉科専門医を受診されれば、早期診断や早期治療に的を絞られるでしょう。
アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎は多く見られます。当院では副鼻腔をレントゲン検査やCT検査を行い診断し、アレルギー ..
後鼻漏とは、鼻・副鼻腔や上咽頭(鼻咽腔)で産生された液体が、鼻の穴から出ず、後ろに回ってのどに流れ落ちる状態のことです。
鼻水がたくさんノドに流れ込むことで、ノドの違和感・不快感が生じるに加え、ノドの粘膜を傷つける恐れがあります。
風邪などの細菌・ウイルス感染による炎症、アレルギー、鼻の中の形態異常 ..
睡眠(コンスタントに6~8時間が理想)、体の冷え(とくに首の冷え)を防ぐ、乾燥を防ぐ(部屋の湿度は40%以上)、鼻呼吸を心がける(鼻呼吸しにくい時は耳鼻科で治療を行う)が重要です。アレルギー性鼻炎の場合は、その対処(抗原回避)も必要となります。塩素濃度の高いプールで泳ぐと後鼻漏が悪化する方もあり、悪化の程度によってはプールを休むことも考える必要があります。