NZドル/円(NZDJPY)のチャート、相場の状況と今後の見通し
NZドルは投資家リスク意識の変化を反映しやすいという特徴もあります。株高などでリスクオンになればNZドルにとってプラス材料になる一方、リスクオフはNZドルにとってマイナス材料になります。
NZD / JPY 通貨チャートニュージーランドドル から 日本円 のレート
※上昇要因・下落要因は現在の環境による一般的な目安であり、市場の注目度や見方により真逆の値動きになることがあります
南半球の島国、ニュージーランド(New Zealand) 。「北島」と「南島」を主として多くの島々から構成され、雄大な自然風景やアウトドア・アクティビティは訪れた人を魅了します。首都ウェリントンは、著名なガイドブックで「世界一魅力的な首都」に選ばれるほど注目を集め、最大都市のオークランドは自然と現代都市が見事に共存しています。日本とは真逆ながら四季がみられ、居住環境や治安の良さから留学先としても人気です。ニュージーランドには温泉文化が根付いており、日本との親和性を感じることでしょう。
ニュージーランドはイギリス連邦加盟国のため、英国や隣国の豪州との結びつきが強いという特徴があり、政治や金融政策が似通う点もあります。また、ニュージーランドは世界屈指の「酪農大国」として知られ、チーズやバターなどの乳製品輸出は世界トップクラスとして知られています。最大の貿易相手国は輸出入ともにGDP世界2位の大国、中国です。近年はこの中国との貿易額が急増しており、経済・景気面での影響力が大きくなっている点は一つの特色といえるでしょう。
そして記憶に新しいところでは、2020年の新型コロナウイルス感染症の発生時において、迅速かつ厳格なロックダウン措置を断行し、被害を最小限にとどめました。その後も他国に先んじて経済正常化への歩みを進め、2020年下半期には実質GDPがコロナショック前の水準付近まで回復するなどして世界の称賛を浴びました。
「ニュージーランドドル⇔日本円」お得に両替するには? · グラフの見方
ニュージーランド・ドル/円の為替レートの推移をグラフ及び時系列表にて掲載しています。
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38933.91;+120.33TOPIX;2719.19;+5.36[後場寄り付き概況] 後場の日経平均は前日比120.33円高の38...
ニュージーランド・ドル/円の為替レートの推移(1980~2024年)
FX市場は、平日24時間取引される、”眠らないマーケット”と呼ばれています。主にはオセアニア→アジア→ヨーロッパ→アメリカのサイクルとなりますが、そのトップバッターを務めるのが、ニュージーランドの「ウェリントン市場」です。1週間の取引はこのウェリントン市場の朝から始まり、平日は前日の夜に取引が行われていたニューヨーク市場がクローズすると、再びウェリントン市場から為替市場の新たな1日がスタートします。個人投資家の方には馴染みが薄いですが、金融機関が取引を行う「インターバンク市場」では、ウェリントン市場のクローズを挟んでNZD系通貨ペアの受渡日が変わる習慣が残っています。
ウェリントン市場(日本時間朝方)では、主だったニュージーランドの経済指標が発表されるため、ニュージーランドドル (NZD)を取引する上では必ずチェックしたい時間帯となります。また、ウェリントン市場の時間帯では相場や値動きに特徴があります。1日の中ではとりわけ取引参加者が少ない市場となるため、流動性低下により値動きが軽い局面があります。また、週末に変動要因となりうるニュースが伝わった場合には、月曜日の早朝は前週末水準から上下にレートが乖離したり、荒れた値動きとなるケースもあります。
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NZD/JPY(NZドル/円)のレートやチャートをリアルタイムで表示。経済指標や為替ニュース等、最新の情報もご覧いただけます。
外貨両替の際には、過去と比較して円高なのか円安なのかも気になるところ。円高であれば外貨投資として少し多めに両替しておくのも良いですね。ニュージーランドドルの為替レートの推移は下記のグラフをご参照ください。
RBNZ(ニュージーランド準備銀行)の金融政策にも注目です。RBNZはインフレ目標を採用しており、前年比の消費者物価指数(CPI)上昇率が中期的に1~3%の範囲内に収まるように政策運営を行っています。RBNZの利上げ(利上げ観測が高まること)は、NZドルにとってプラス材料です。
QNZドル/円(NZD/JPY)を取引できる時間帯はいつですか?
ニュージーランドの通貨であるニュージーランド・ドル(NZD)は、ニュージーランドを象徴する国鳥「キウイ(Kiwi)」になぞらえ、「キウイドル」の愛称で呼ばれています。オーストラリアドル(AUD)と同様にオセアニア通貨に分類され、メジャー通貨の中では、相対的に金利水準が高い局面が多いことから、投資家から高い人気を獲得してきました。そして、特筆すべきは、経済的な結びつきの強い中国の影響を受けやすい点です。NZドルの取引に際しては、オーストラリアや中国の動向もチェックしておくことで、ヒントが見えてくるでしょう。
押さえておきたい経済指標では、中央銀行のRBNZ(ニュージーランド準備銀行)による金融政策・政策金利発表が挙げられます。さらに、金融引き締めサイクルにある現在は、利上げに伴う経済・景気への影響を考慮する必要があり、GDPや消費者物価指数(CPI)なども注目されています。
このほか、NZドルは豪ドルと一括りに資源国通貨と言われることもありますが、先述の通り、ニュージーランドは酪農産業が重要な経済基盤であり、この点は毛色が少し異なります。そこで触れておきたい指標が、乳業大手フォンテラ社が行う乳製品電子入札の価格変動データGDT(グローバルデイリートレード)価格指数です。乳製品における輸出収入の増減という点でNZドル相場と相関がみられる局面もあり、NZ貿易収支の先行指標としてもチェックしておきたいです。
日本円からニュージーランド・ドルに両替する一番安い方法は? 金額: ¥
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NZドル/円のチャート・情報ページです。朝日新聞デジタルでは経済に関する最新ニュースをお届けします。
NZドルは資源国通貨と言われていますが、オーストラリアドル(豪ドル)などとは少し性質が異なります。ニュージーランドは酪農業が主要輸出産業であり、全輸出の3割弱を酪農製品が占めています。 そのため、NZドルは原油など資源の価格だけでなく、乳製品といった農産物価格の影響も受けやすいという特徴があります。
ニュージーランドドル (NZD) から日本円 (JPY) への変換
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変換 ニュージーランド ドル 宛先 日本円 (NZD → JPY)
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150 ニュージーランドドル 円 | NZD JPY | IFCM ジャパン
ニュージーランドは近年、積極的な「ゼロコロナ」政策の実施により、着実な経済回復を成し遂げ、世界的な「アフターコロナ」を牽引しました。RBNZは、景気回復とそれに伴うインフレ進行を背景に、2021年10月には主要国に先行して利上げに踏み切ると、2023年5月まで12会合連続で利上げを実施し、政策金利はおよそ14年ぶりの高水準に達しました。これらを背景に、コロナショック以後のNZドル/円は、金利先高観を追い風に底堅さを保って推移し、2024年前半にかけては金融引き締め政策が維持される中で99円台に乗せました。
他方、RBNZはインフレ圧力の低下を受けて、8月会合にて利下げを発表、金融政策の転換へと舵を切りました。政策金利の事前予想が据え置き・利下げで割れていたことでサプライズ感が強く、声明文で今後の追加緩和の可能性が示唆されたことで、NZドル売りが拡大しました。このほか、日銀が長らく続けたマイナ金利政策を終了し、7月には追加利上げを実施したことで、金利差縮小の思惑や「円キャリー」トレードの巻き戻しによって円買い優勢となりました。NZドル/円は一時83円台まで押し込まれましたが、その後は下値を切り上げ、足元では節目90円台近辺で推移しています。
ニュージーランド ドル (NZD) から日本 円 (JPY) への過去の為替レート
2024年後半にかけてのNZドル/円相場は、RBNZと日銀双方の金融政策運営がポイントとなりそうです。
先述の通り、RBNZ8月会合では0.25%の利下げ(5.50%→5.25%)が発表され、市場では今後の利下げペースの動向に注目が集まっています。この点、声明においては、「追加緩和のペースは、インフレ期待が2%の目標付近で安定しているデータに左右される」としています。ニュージーランドのインフレ率をみると、直近の2024年第2四半期消費者物価指数 (前年比) は3.3%まで鈍化しているものの、RBNZのインフレターゲットをやや上回っており、引き続き国内のインフレ圧力に対して油断はできない状況です。ここからは利下げによる影響を含め、インフレデータの進展を丁寧に確認していく必要があるでしょう。
対して、日銀は2024年3月のマイナス金利解除から7月の追加利上げによって、政策金利は0.25%となっています。RBNZとは対照的に金融引き締め政策を進めており、利上げペースの行方がカギとなります。しかし、8月上旬には日本の景気後退懸念や円キャリーの巻き戻しの波及によって、日経平均株価が歴史的に暴落し、金融マーケットが混乱に陥りました。これにより、日銀は難しい舵取りを強いられています。日銀の内田副総裁は「金融市場が不安定な状況では利上げしない」との考えを示しており、今後の利上げ見通しは不透明です。
以上のことから、当面は日銀の段階的な利上げペースが見通しにくく、両国の金利差に着目すると依然としてNZドルが優勢となるシナリオが考えられます。目先は局所的な円高に押される局面はありそうながらも、そこを抜ければNZドル/円相場は再び円キャリートレードの魅力を下支えに底堅さを取り戻していくかもしれません。一方で、ニュージーランドでは、物価高と金利高を背景に景気の悪化懸念も根強く意識されており、中国の経済先行き不透明感も足かせとなっています。経済・景気データの悪化がさらに利下げ期待を高めてくる可能性はあり、その場合はNZドル売りを誘う逆風が吹く展開も否定できません。ダウンサイドには注意を払いつつ、状況に応じて売りからのトレードも検討していきたいです。
特定の年のニュージーランド ドルと日本 円の間の為替相場を表示するには、以下のいずれかのリンクをクリックしてください。
Wise(ワイズ)の為替レート計算ツールは、現在のNZDからJPYへの為替レートと、それが過去1日、1週間、または1か月の間にどのように変化したかを表示します。
リアルタイムな1分ニュージーランド ドル/日本円ライブチャートで現在および過去のNZD/JPY為替レートを分析します。
日本円は日本の法定通貨です。名称は円(日本語:円〔えん〕/えん〔ゑん〕、ローマ字: Yen)で、正式名称は日本円、通貨記号は¥、国際標準化機構ISO 4217の通貨コードはJPY、発行元は日本銀行です。2019年4月の国際決済銀行の調査によると、円はドルとユーロに次いで世界で3番目に多く取引されている通貨です。1日の平均取引量は1兆1,080億米ドルに達し、そのうち外国為替の1日の平均取引量は3,600億米ドルです。1日の平均外国為替取引高は、世界の1日の平均外国為替取引高の16.8%を占めています。しかし、2016年と比べると5%減少しています。円の外国為替取引高が減少したのは、主にUSD/JPYの流動性が低いことが原因です。それでも、相対的に見ると、EUR/JPYやAUD/JPYなどの他の通貨との円ペアでは、過去3年間で取引量が増加しています。同時に、利回りの高い新興国通貨と円のペアは、トレーダーにとって魅力が増しています。
ニュージーランドドルの外貨両替は日本がお得?【現地・国内比較】
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