シドニー外為・債券市場=豪ドル・NZドル下落、中国刺激策に失望


米金利スワップ市場では年内の利下げ回数の織り込みが3回程度に後退し、米連邦公開市場委員会(FOMC)が示す見通しとほぼ一致した。日本の消費者物価指数()が予想を上回ったことで、日本銀行の金融正常化期待から円が買われる場面もあったが、米長期金利が4.3%前後で高止まりする中ではドルが底堅く、円の上値は重かった。


ニュージーランドドル、対ドルで2カ月ぶり安値 年内利下げ観測高まる

一方、ソニーFGの森本氏は、「米国の利下げ期待は6月さえ後退しつつあり、これ以上の後退も考えづらい」と述べ、期待後退を材料にしたドル・円の上昇も「そろそろ終わりではないか」との見方を示した。

19日の外国為替市場のニュージーランドドル・円相場は午前10時30分時点で1NZドル=87円03銭前後と、前日午後5時時点に比べ1円02銭の大幅なNZドル安・円高で推移している。

【2024年8月15日】NZ中銀会合でNZドルが急落!米CPI ..

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ソニーフィナンシャルグループの森本淳太郎シニアアナリストは、「政策据え置きと今年の利上げ可能性低下で売られたNZドルの影響がドル・円にも波及した」と指摘した。もっとも、150円台で膠着(こうちゃく)状態が続いており、「米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するPCEデフレータ次第で上下どちらにも行けるように準備している」と話した。

円は対ドルで150円台後半、NZドル急落で米ドル買い-PCE見極め

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ニュージーランドは、17世紀にオランダ人がヨーロッパ人として初めて訪れたオーストラリア大陸の東南約2,200kmに位置する島国です。19世紀半ばに英国の植民地となったことから、隣国のオーストラリア同様、歴史的、政治的、文化的に英国との結びつきが深く、現在でも英国連邦に属し、英国のチャールズ3世国王がニュージーランド国王を兼ねていて、英国との親密な関係が維持されています。ニュージーランドドル (NZドル) は、隣国の豪ドルと似たような値動きをする傾向があります。

メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。

隣国オーストラリアが資源国であるのに対して、ニュージーランドは人口約500万人の小さな国ですが、酪農関連、木材・木製品、果実類、ワインなどの輸出が盛んで、輸出全体の6~7割を一次産品で占める農業国です。その貿易相手は中国が3割弱、オーストラリアが1割台半ばといったところで、中国の景気に直接的、間接的に大きく影響されます。

28日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=150円台後半に小幅下落。利上げ見送りで急落したニュージーランド(NZ)ドルに対する米ドル買いが円の重しとなった。もっとも、29日に発表される米個人消費支出(PCE)価格指数を見極める姿勢が強く、狭いレンジで推移した。


【SBI FX NEWS!】利上げ後にNZドル急落 FOMC議事要旨に注目!

コロナ禍の影響に対処するため、2020年3月に過去最低の0.25%まで政策金利を引き下げたニュージーランド準備銀行 (中央銀行) は、2021年10月に主要国に先駆けて利上げを開始し、その後2023年5月には政策金利を5.5%まで引き上げました。それ以降2024年5月まで7会合連続で政策金利を据え置いています。この間の2024年3月、日銀金融政策決定会合で2013年から続けてきた異次元緩和の終了と約17年ぶりとなる利上げが決定されました。しかし植田日銀総裁の会見などから、緩和的な金融政策が継続されると見られています。一方ニュージーランド準備銀行は、利上げも検討するとし、利下げには消極的と見られたことからNZドルは堅調に推移しています。

NZドルは利上げ見送りで急落というけれど! | フジトミ証券株式会社

【ポイント】
RBNZNZ中銀)の声明や議事要旨はハト派的な内容
市場ではRBNZの利下げ観測が強まる

RBNZは本日政策会合を開き、政策金利を5.50%に据え置くことを決定しました。据え置きは8会合連続です。

政策会合の結果発表後にNZドルが急落。NZドル/円とNZドル/米ドルは下落し、豪ドル/NZドルは上昇しました。RBNZの声明や会合の議事要旨がハト派的な内容だったことで利下げ観測が強まったためと考えられます。

NZの4-6月期のCPI(消費者物価指数)が来週水曜日(17日)に発表されます。その結果次第でRBNZの利下げ観測は一段と強まるかもしれません。

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RBNZは声明で「金融政策は引き続き(景気)抑制的である必要がある」としつつも、今回を追加。利下げ方向へとシフトしたことが示されました。

声明や議事要旨では、以下のようなハト派的な文言もありました。
<声明>
・抑制的な金融政策が(NZの)CPI上昇率を大幅に鈍化させた
・国内で生じたインフレ圧力の一部は依然として強いものの、生産能力への圧力や企業の価格設定志向の低下に伴ってインフレの持続性が和らぐ兆候がみられる

<議事要旨>
・CPI上昇率は
・過剰生産能力が顕在化している証拠が増えている
・さまざまな企業調査や消費者調査などは(経済)活動の低下を示唆している
抑制的な金融政策が予想以上に強く内需に波及していることを示すリスクについて議論した
・国内経済における過剰生産能力の拡大により、インフレが持続的に鈍化する確実性が高まっている

前回5月の会合時の議事要旨では「利上げの可能性についても議論した」とありましたが、今回は利上げについて言及されませんでした。

当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資. 料ではありません。

地理的に近いオセアニアの豪ドルに連動しやすいことからNZドル も資源国通貨のように思われがちですが、ニュージーランド経済は、原油や鉄、銅といった資源価格よりも、農産物市況に影響を受けます。
NZドルの金利は、歴史的に他の先進諸国よりも高くなる傾向があります。そのため世界的に政治・経済が安定している時には、金利狙いの資金が集まりやすく、NZドルも高くなる傾向がある一方、突発的な混乱が生じると、一気に資金が流出して急激なNZドル安となることもあります。
NZドルは、基軸通貨はもちろん豪ドルと比べても取引量が小さいので、基本的に変動幅が大きく、短期的に大幅に値が動きやすい通貨です。

今週のNZドルは、他の主要通貨同様、円が急騰したことから、4月19日以来の90円割れの場面が見られた。

高金利を背景に投資対象として見られることが多いことから、ニュージーランドの金融政策の方向性が大きな変動要因であるとともに、世界が政治的、経済的に安定している時にはNZドル高になりやすく、反対に混乱するとNZドル安になりやすい性質があります。
また、ニュージーランドは酪農産業が大変重要な地位を占めているため、乳製品最大手フォンテラによる乳製品の買い入れ価格の推移 (GDTニュージーランド価格指数として発表される) が、NZドル相場に大きな影響を与えることが他の通貨と異なった特徴です。貿易相手として輸出入ともに第1位の中国、第2位のオーストラリアの景気に左右されやすい傾向もあります。

【ポイント】 ・RBNZ(NZ中銀)の声明や議事要旨はハト派的な内容 ・市場ではRBNZの利下げ観測が強まる

NZドル / 円相場は、2000年代の前半の好調な世界経済とともにリスク選好の姿勢が強まり、高金利通貨を求める動きが広がったことや、赤字続きであった財政収支が黒字に転換したことなどから、2007年半ばにかけてNZドル高・円安で推移し、1NZド=97円台まで上昇しました。しかし2008年9月にリーマンショックが発生すると、投資資金が一気に流出したことなどからNZドルは1NZドル=44円付近まで50%以上も急落しました。下げ幅が大きかったのは、先進国通貨や隣国通貨の豪ドルに比べて取引量が小さいことも一つの要因でした。2009年以降は、世界経済の回復とともにNZドルは買い戻され1NZド=60円台まで反発し、以降数年は比較的安定した推移となりました。2012年末からは、アベノミクスによって円安傾向が強まる中1NZドル=94円台まで上昇しました。しかし、2014年終盤からの急激な原油安や、ニュージーランド準備銀行が利下げを示唆したことなどの影響で、円高・NZドル安基調に転じました。
2016年以降70円台を中心とした値動きが続きましたが、2020年に新型コロナの感染拡大による世界的な景気後退が起きると、2020年3月には1NZドル=60円付近まで下落しました。しかしその後、コロナ禍からの回復期待でリスク回避の動きが後退したことから1NZドル=80円台を回復しました。さらに2021年10月にニュージーランド準備銀行が利上げを開始するとNZドルは上昇基調で推移しました。
2024年3月、日銀金融政策決定会合で2013年から続けてきた異次元緩和の終了と約17年ぶりとなる利上げが決定されました。しかし植田日銀総裁の会見などから、緩和的な金融政策が継続されると見られたことから、2024年4月には95円台まで上昇しました。4月末、急速な円安の動きに歯止めをかけようと財務省・日銀による円買い (対米ドル) の為替介入が行われたことから、いったんは90円台まで反落する場面もありましたが、その後も堅調な動きが続きました。一方ニュージーランド準備銀行は5月の会合で金融政策を据え置いたものの、インフレ圧力がなお続いているとして利上げも検討し、利下げ開始の予想も2025年4-6月から同7-9月へと先延ばしさせるなど利下げには消極的と見られたことからNZドルは堅調に推移し、6月には1NZドル=97円とおよそ17年ぶりの円安・NZドル高水準を付けました。