円相場 1ドル=160円台半ば中心に取り引き 37年半ぶり円安水準 | NHK
【円安再燃、1ドル160円に逆戻りするリスクは?~マーケット・カルテ11月号】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
38年ぶりの円安水準に 一時1ドル160円台、為替介入の警戒再び
日本と米国の選挙が市場に先行き不透明感をもたらす中、一部の為替ストラテジストは円相場が今後数週間のうちに1ドル=155~160円まで下落する可能性があるとみている。
26日のでが進み、一時1ドル=160円60銭台をつけ、1986年12月以来、約38年ぶりの円安ドル高水準となった。日本と米国との金利差が改めて意識され、金利の低い円を売って金利の高止まりが続くドルを買う動きが進んでいる。
円相場 1ドル=160円台後半に値下がり 対ユーロは最安値を更新 | NHK
輸入インフレが再燃しそうだ。日銀の植田総裁は18日、名古屋市内の講演で、今後の利上げのタイミングについて「先行きの経済・物価・金融情勢次第だ」と発言。「毎回の金融政策決定会合で経済・物価の現状評価や見通しをアップデートしながら、政策判断を行っていく」と強調した。
米国のトランプ前大統領が返り咲いたことで、円相場は先週末、一時156円台にまで下落。加藤財務相が「行き過ぎた動きには適切な対応を取る」と牽制していただけに、今年7月に続いて12月に追加利上げに踏み込むのかどうか、市場関係者は植田氏の講演に固唾をだ。
ところが、フタを開けてみれば何のことはない。タカ派的な発言はなく、「様子見」の姿勢は従来通り。
1ドル=153円台で取引されていた円相場は、植田発言を受けて早期利上げの見方が後退し、一時1ドル=155円台前半まで下がった。
今年4月29日に一時160円台と34年ぶりの水準をつけ、政府・日銀が為替介入したのは記憶に新しい。再び160円台の大台に乗ってしまうのか。円安基調に歯止めはかからないのか。経済評論家の斎藤満氏がこう言う。
今週円相場は160円を突破した後、1週間で8円以上も円高に振れました。政府日銀が円買いの市場介入をしたとみられます。4月29日の午前、外国為替市場では一時、1ドル160円まで円安が進みました。ところが・・・円相場は…
【「1ドル=160円」が早まる:佐々木融】追加の円安要因が生まれた
5月のGWはドル円相場が緊迫した。「34年ぶりの円安」が加速し、連休中に1ドル160円をつけ、ついに政府・日銀が大規模な為替介入を行ったのだ。市場を牽制する「口先介入」を繰り返していたが、4月29日と5月2日に〝実弾介入〟が行われ、一時151円台の円高となった。実弾介入は最終手段ともいえ、「使えば使うほど効果が薄れる」といわれているが、今回は見事にその効果を発揮した。
ただ、企業の事業計画への悪影響を挙げるならば、3月の日銀全国企業短期経済観測調査(短観)では全規模全産業の24年度想定為替レートが1ドル=141円42銭であり、最初の覆面介入前の160円から約20円も安くなっているから、今回の介入は企業の想定レートに近づける懸命の努力とも受け取れるが、どうだろうか。
37年半ぶり1ドル160円半ばを突破したドル円相場の行方 ..
本年7月11・12日の為替介入では、1ドル161円で介入して157円まで円高方向に押し戻した。介入ラインが160円だとすると、現在の為替レートはその介入ラインに近づいている。日銀の金利据え置きは、きっと投機的な思惑を刺激して、円売り圧力を生じさせることだろう。おそらくドル円レートは、1ドル160円を試しに行くだろう。