「想定為替レート」 平均は1ドル=143.5円 3期連続で最安値を更新
2024年のドル円相場予想に関して、金融市場では緩やかな円高がコンセンサスとなっている。果たしてそうだろうか。筆者は、2023年12月のドル円相場急落などをヒントに、年内に最大115円まで円高になると予想している。日本の金融業界に根強い「4つの常識」を紹介しながら、ドル円相場が市場の予想以上に下落する見通しの根拠を解説する。(記事内容は2024年2月6日時点)
ドル円見通しを上方修正、2024年10-12月期に1ドル=134円と予想
従って、ドル/円予想も2024年末130円の数字を真に受けて、一人歩きさせず、1年通じて金利動向を都度チェックしながら、時間の経過と共に予想値を調整していく「アンカリング接近法」を推奨します。アンカリングとはアンカー(いかり)を下ろすことで、ざっくり130円に投資スタンスを係留したら、時間に沿って風向きや波浪、潮の流れをチェックして、係留ポイントを切り替えていくのです。
今回の景気サイクルは、コロナ禍後の特殊事情によるブレが大きく、私を含む専門家が2023年には景気減速予想を丸外ししました。そして、今でも確信度の高い予想を出せなくなっています。このため、景気・インフレ動向に沿った米金利の低下見通しも、一気下降から、紆余(うよ)曲折、高止まりまで、シナリオが多岐に分かれています。
ドル円相場、プロの予想割れる 2025年は138円から160円まで
ドル円相場は、2023年1月から11月までほぼ一貫した上昇基調をたどり、約16%のゲインをみせた。ただ、ドルは同年末のほぼ1カ月間に円に対して約7%も急落している。一方、ドルはユーロとポンドに対して年央まで緩やかな下落基調を示したのち、年後半にはレンジ内でほぼ方向感なく取引されている。
市場の金利低下観測が勇み足かもしれないとみるのは、第1に、11月以降の経済指標の陰り方がやや誇張的であり、その揺り返しが向こう数カ月中にあり得るとの警戒を残しているからです。米GDP(国内総生産)が7-9月期に年率5%超も急伸したため、10-12月期にはその反動だけでも指標の鈍化があり得るとみました。最近のGDP Now(図2)では10-12月期の推計は2.6%と、巡航速度1.8%を上回り、7-9月急伸後の数字としても高すぎます。
昨日(12月25日)のドル円は、もみ合い。主要市場がクリスマスで休場のため、値動きも限定的となり、方向感を欠いた展開となりました。
これは、主に日・米・英・ユーロ圏の物価と金融政策の相違が反映されたものである。米国のコアCPI(食品・エネルギーを除く消費者物価)は、2022年9月の前年比6.6 % をピークに下落基調に転じ、2023年12月には3.9%まで低下した。ユーロ圏と英国のコアCPIのピークはそれぞれ2023 年3月の5.7%と同年5月の7.1%と、米国に比べ6カ月から8カ月遅れた。その後、ユーロ圏のコアCPIは、2023年12月に3.4%まで急低下したが、英国のそれは5.1%までの下落にとどまっている。この間、日本(東京都区部)のコアCPIは、2023年1月の1.7%から11月の2.7%までの極めて緩やかな上昇にとどまった。
ただし前述のとおり、今年の11月は次の米国の大統領が決まる重要イベントが控えています。2016年の“トランプラリー”のように、為替相場が大きなトレンドを形成して動きだすことも考えられるので、米大統領選の結果とあわせて為替の動向はいつも以上にチェックしておきましょう。
ドル 円 予想 長期 2024、 2025、 2026、 2027、 2028 ..
これを受けてFed(米連邦準備制度)は、2022年3月以降継続してきた毎会合連続利上げを2023年5月でいったん停止し、同年7月の利上げを最後に金融政策を据え置いている。また、ECB(欧州中央銀行)とBOE(英国中央銀行)は、それぞれ2023年9月と同年8月まで連続利上げを継続した。対して日銀は、この間一貫して金融緩和を継続し、政策修正は長期金利誘導目標の上限を微調整するという極めて限定的なものにとどまった。
12月FOMCで公表されたドットチャート、すなわちこの金融政策会合の参加メンバーによる政策金利の中心見通しでは、2024年中の利下げは3回とされています。これに対して市場は6回の利下げを織り込み、長期金利は3.9%前後まで低下しました。筆者は、市場のこの利下げ見通しはやや勇み足かもしれないとして、4回ないし5回の利下げを前提に、2024年末のドル/円が130円に至る状況、道筋を想定しています。
【特集】山岡和雅が2024年為替相場を大胆予測! <新春特別企画
ドル/円相場を読む基本の指標は米金利です。今回のドル/円相場のサイクルは、特に長期金利への反応が明快です。高金利通貨を買う時、最も金利が低いまま上がりにくい円を売る「円キャリー」取引は、世界中の投機筋が手がけています。彼らは米金利の動向を最も敏感にシグナルする10年国債金利を注視して、円キャリーのポジションを買い増したり、売り逃げたり、対応するのです。
【MHRT Eyes】2024年のドル円、120円台への円高を予想
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すると予想します。2024年は⽶ドル安ではなく「円高」の年になると考えています。 (出所)LSEGより大和アセット作成
欧米投資家は代替投資先として株価と円が割安な日本を選択した。日本の対内株式投資(52週移動平均年率ベース)は、2023年6月末に6.5兆円流入超と2015年8月以来のレベルまで急増。以降高水準を維持し、2024年1月中旬も4.9兆円の流入超となっている。ここで注目すべきは、日経平均株価とドル円相場の相関関係である。2005年以降、日経平均株価とドル円相場は、極めて安定的な正の相関関係を維持してきた。これは、主に、グローバル機関投資家のリスク管理手法が洗練された結果、リスク許容度が高まるとリスク資産である株式投資を増やすと同時にキャリートレードで低金利通貨である円を売り、リスク許容度が低下した際にはそれぞれのポジションを縮小する行動が定着したためと考えられる。
ドル円相場、下半期大荒れ 1%超の騰落続出 2025年の見通しは?
ドル/円が下落に転じた背景を確認します。まず、11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)でハト派的な配慮が見られたこと、その後公表された経済・インフレ指標が軟化したことで、米国債金利が低下し、ドル/円は150円にとどまれず、陥落しました。相場の方向転換の初期には、それまでの上昇トレンドに沿って作られた投機的ポジションの巻き戻しが殺到し、相場雪崩の様相になりがちです。米長期金利が低下するたびに、ドル/円は滑落していきました。
ドル円相場は2024年下半期に1%超の値動きが23回あった。2000 ..
ところが、2020年以降、日経平均株価とドル円相場がそれまでの正の相関関係から負の相関関係に転換したことは極めて重要である(図表1)。これは、日本株と円の過小評価に注目した欧米投資家が、日本株と円の両方の上昇を見込んで、投資戦略を為替アンヘッジによる日本株購入へ転換したことを示唆している。
【2024年前半】豪ドル円(AUD/JPY)の今後の見通し・予想
また、ビットコインは象徴的な安値も、2015年1月、2019年1月、2022年11月と、ほぼ4年周期でつけているという事実があります。ビットコインは直近でも過去最高値を大きく更新しているので、来年(2025年)もビットコインの値動きには注目です。
ドル円 160円突破!AIは今後のドル円相場をどう予測するのか
筆者のユニットレイバーコスト為替モデルによれば、2023年第3四半期におけるドル円相場のフェアバリューからの過大評価値は62.7%とプラザ合意直前の1985 年第3四半期の72.2%以来の高水準である。2024年中には、中国から逃避した欧米資本が日本に流入する動きが一層強まり、日本株と円を同時に押し上げることが期待される。一般的な予想に反して、NISA (少額投資非課税制度)の拡充が、わが国個人投資家によるリパトリエーションを助長する可能性もある。
刻々と変動するドル/円、ユーロなど為替相場の概況や注目のトピックスを、楽天証券の荒地潤が解説。
米金利の低下観測が強まり、ドル/円は一時140円台まで下落しました。この延長線で、米政策金利が2024年中に4回以上利下げされ、米国債10年金利が3.75%なら130円台後半、3.25%なら130円台前半を軟化し、同年末に130円辺りをザックリ目算しています(図1)。
豪ドル 円 予想 長期 2024、 2025、 2026、 2027、 2028 ..
消費増税と量的質的緩和によってクラウディングアウトが生じていたと推察できよう。獨協大学の本田浩邦教授も日銀の金融緩和によるカンティロン効果を指摘している。日本のデフレの根幹には少子高齢化という人口動態の変化がある。わが国の硬直的な労働市場がNAIRU(Non-accelerating inflation rate of unemployment)の低下を通じてデフレの主因となってきたのであり、労働者がより高い賃金を求めて転職を繰り返す流動的な労働市場の確立が真のデフレ解消に繋がろう。
予想外の反応を示すことも」 外為どっとコム トゥデイ 2024年12月23日号.
●2024年は米利下げ4回以上、長期金利3%接近を前提にドル/円は130円と予想
●2024年の米景気・インフレ、そして金利の見通しにはまだ紆余曲折があり得る
●紆余曲折の過程では、金利がどうなるかをまず考えて、為替予想を調整していくアプローチが適切
●ドル/円を読む試行錯誤は、世界情勢、相場を動かすロジックをつかむ格好の教材