対戦車ヘリコプターAH-1Sコブラ|C-NITE|陸上自衛隊装備品


1970年代からアメリカ陸軍向けに現ボーイング社が開発を始め、1984年から量産が始まった戦闘ヘリで、冷戦時代のワルシャワ条約機構軍の戦闘車両部隊に対抗するために開発された経緯があります。
この見た目からもわかる様に重武装・重装甲の機体のため「空飛ぶ戦車」とも呼ばれるヘリです。


攻撃ヘリコプター、アパッチ | ミリタリーショップ レプマート

AH-1Sコブラは、陸上自衛隊に1982年から調達・配備を始めた対戦車ヘリコプターです。実際には「S型」ではなく近代化改修が施された「F型」に近い仕様になっています。アメリカ軍で運用されているAH-1FAH-1SステップⅢと呼ばれている機体に近くなっています。

陸上自衛隊に導入されている機体は第2世代の「D型」と呼ばれるもので、2005年から取得・配備をはじめました。

無人機に攻撃指示【AH-64アパッチ・最新E型ガーディアン】世界最強の攻撃ヘリコプター.

攻撃用ヘリコプターの歴史はベトナム戦争が始まりです。ゲリラ戦が激しく膠着状態だった地上戦において上空から低空より接近して火力制圧ができる武装化されたヘリコプターの必要性が高まりました。導入初期は人員輸送などに使われていた多用途ヘリコプター UH-1に重機関銃などの火器を搭載してガンシップ化したものを使用していました。しかし搭載できる武器が限定的であったり機動性などの問題から前線では能力不足でした。そこでアメリカのベル社によりUH-1をベースに再設計したモデル209を1965年に開発。この機体が世界初の攻撃ヘリコプターとなるAH-1Gヒュイコブラです。

ちなみに自衛隊での装備名称は「戦闘ヘリコプター」となっています。
(攻撃という言葉を嫌う、いわゆる自衛隊用語)

戦闘ヘリ コブラとアパッチ 写真素材 [ 1973354 ]


昨年の12月9日に読売新聞が「陸自、戦闘ヘリを廃止、無人機で代替へ」と報道した。陸自が保有する戦闘ヘリ・AH64D 12機、対戦車ヘリ・AH1S 47機、観測ヘリ・OH1 33機、計92機を今後、全廃する。

結局、教育部隊を除くと、西部方面の第3対戦車ヘリコプター隊の第2飛行隊のみがAH-64Dを装備して、他の対戦車ヘリコプター隊はコブラをそのまま使用するという、非常に歪な状態となってしまっています。

JGSDF 攻撃ヘリ アパッチVsコブラ 習志野演習場で暴れまくり

1977年にはエンジン、トランスミッションを強化して対戦車戦闘能力を付与したS型のAH-1Sを開発。陸上自衛隊はこれをベースとした機体を輸入して1978年~1980年の試験運用を経て導入することになります。

アパッチ以外にもシャイアンという攻撃ヘリコプターの開発計画がありましたが、コストの高さが問題になります。
シャイアンは、まず機体を開発しその後、兵装や火器管制装置の開発に進むという二段計画で進められていました。


戦闘ヘリコプターAH-64Dアパッチ・ロングボウ|陸上自衛隊装備品

自衛隊ではAH-1Sコブラの後継機として、平成14年度予算で2機の調達が認められ、平成18年度に最初の1機が導入されました。

自宅上空をアパッチがよく通過するけども いつも単機。コブラは2機連なって飛ぶこと も有るのに。やっぱり調達数が少ないから なのか?

陸自は戦闘ヘリを全廃してしまって大丈夫なのだろうか? 世界各地の陸軍部隊を見ているフォトジャーナリストの柿谷哲也氏はこう話す。

攻撃ヘリコブラ&アパッチ 新装版: 戦車が最も恐れる兵器 | 江畑 謙介 |本

機体構造として、操縦席は前後に段差をつけて設置されたタンデム式。後席に操縦手(パイロット)、前席に射撃手(ガンナー)が搭乗します。前席のガンナーは副操縦手も兼ねており後席のパイロットが操縦ができなくなっても対処できます。
この操縦席の配置は後に開発される攻撃ヘリコプターのスタンダードになっていて、陸上自衛隊に配備されている純国産のも同じ配置となっています。

アパッチ等、対地攻撃へリのキャノピー部分の耐弾性ってどの程度?12.7mmとかは防げるの? コブラはSとWどちらが新型なんですか

ただハイパワーのエンジンで、豪快な飛行を見せるアパッチは、基地祭などでも華があり、難しいこと抜きに見て楽しむ分には素敵な機体です。

ヘリ #アメリカ軍【海兵隊のAH-1Z ヴァイパーと陸軍のAH-64 アパッチ】 圧倒的な火力を持つ攻撃ヘリ ..

アパッチは火力・装甲・機動性、あらゆる面において、従来の攻撃ヘリコプターを凌駕する機体なのです。

ヘリコプターについて質問です ①アパッチvsコブラ②アパッチvsハインド③コブラ ..

「近年の先進国の軍隊で、日本の陸自のように戦闘ヘリ部隊を全廃するという大胆な削減方針は記憶にないです。対戦車ヘリAH1Sコブラに続いて、AH64Dアパッチを導入したまではよかったのですが、メーカーとの契約問題などの諸問題を引き摺り、アパッチの価値を見い出せず、運用ドクトリンを決め切れなかったのは残念でした。

陸上自衛隊のヘリコプター コブラ · 陸上自衛隊のヘリコプター アパッチ・ロングボウ ..

メインローター部分も23mm機関砲弾の直撃を受けたとしても、30分は飛行を続けられる構造になっていて、その実際の試験映像からも確認することができ、ネットなどでも見ることができます。

AH-1 コブラ は、ベル・ヘリコプター・テキストロン(ベル・エアクラフト)社が開発した、世界初の攻撃ヘリコプターである。

アパッチの開発が急がれたのは旧ソビエトをはじめとした各国が、戦車の増強を勧めており、その脅威に対抗しようと考えたためだと言われています。

ヘリ(ガンシップ)を必要としていた。この要求に応え、ベル が自主開発したのがモデル209、後のAH-1ヒューイコブラである。 ..

一般車両では土木作業用重機などでしか見かけませんが、軍用の車両ではキャタピラ式(自衛隊では「装軌」)の車両を多く見かけます。 タイヤ(装輪)とキャタピ[…]

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当初は旧式化が進む陸上自衛隊の主力攻撃ヘリの後継として調達が始められましたが、1機約50億円と非常に高価なため少数での調達に留まってしまいました。
その後、現状ではライセンス元からの部品調達が行えなくなり、13機で調達終了となっています。

AH-64E アパッチから Z-19 までの最新の攻撃ヘリコプター。

また、OH6観測ヘリを導入したのもよかったのですが、米陸軍のように攻撃能力は持たさず、その後継機OH1も観測にこだわりすぎたので、汎用性も拡張性もない、実に使い勝手の悪い観測ヘリになってしまいました」

本当に大丈夫なのだろうか...? 米陸軍兵士としてアフガニスタンで実戦を経験し、ストライカー旅団戦闘団で作戦立案を担当する情報将校だった、元米陸軍大尉の飯柴智亮氏はこう語る。

2017年に某駐屯地祭で撮った AH-64DアパッチとAH-1コブラです、両者の違いをご覧あれ.

コブラは1967年の登場以降しばらくの間、主力攻撃ヘリコプターとして活躍し20mm機関砲やTOWを搭載して、で猛威を振るいました。

コブラ、AH-1W スーパーコブラ、AH-1Z ヴァイパー ..

やなどの航空学校以外で実践部隊配備されているのは、西部方面隊の第3対戦車ヘリコプター隊()のみです。
13機での配備ではコブラの後継には難しく、新たなる機種の選定が急がれています。

充電コネクターが正しく差込まれていない 充電コネクターを正しくセットする ..

1.5km先までソ連の戦車が来るのを待ち受け、塹壕から頭を出したまま有線誘導。64式が効かないか外れた場合には、次は150m先にソ連戦車が来るのを待ち、バズーカ砲で撃つ。
まさに"対戦車特攻自衛隊"である。

空飛ぶ戦車といわれるそのメカニズム・搭載兵器から武装ヘリとの違い、対戦車攻撃、ヘリ同士の空中戦にいたるまでを詳細に解説。

コブラ誕生以前は、ガンシップ系と呼ばれる通常のヘリコプターに武装を施した機体がとても活躍していましたが、その生存率の低さや巡航速度の低さが問題となっていました。

ヘリは飛行機と違い、機体を傾ける事で揚力の一部を用い移動します ..

「1980年代後半に対戦車ヘリのコブラが入って来ました。コブラ1機が撃墜されるのに、ソ連軍戦車20台を破壊できるくらいの撃破率です。侵攻するロシア軍機甲部隊をオーバーキルになるくらいの攻撃力のため、普通科隊員たちはこれで防衛作戦ができると実感しました」(二見氏)