商品別データ作成ガイド 無線綴じ冊子印刷 表紙データの作成方法
あじろ綴じと無線綴じは、本の背になる部分に接着剤を塗布するという製本の仕組み上、ページの開きがあまりよくありません。そのため、ノド側(センター部)の近くに文字や写真があると読みづらくなってしまいます。見開きの写真が入っている場合も同様に見えづらくなりますので、配置には十分な配慮が必要です。読みやすさを考えると、ノド側の余白は10mm以上持たせておくのがおすすめです。
社史や記念誌は、”アジロ綴じ”と、“糸かがり綴じ”のどちらが適切か?
例えば、本文が上質紙70kg/80ページの冊子の場合、1枚の厚さが約0.1mmなので、〈0.1×80÷2=4mm〉となります。また、製本時に多少のズレが発生するため、背の部分と表紙・裏表紙がはっきり分かれるデザインは避けたほうがよいでしょう。
あじろ綴じや無線綴じの場合、本文を表紙でくるんで製本するため、本文の厚みの分だけ背ができます。この背の幅を考慮して、表紙をデザインしなければなりません。背の幅は本文のページ数によって変わり、〈用紙の厚さ×ページ数÷2〉で計算できます。
あじろ綴じと無線綴じ | 印刷用語マニアックス | 光栄印刷株式会社
無線綴じでは、折った本文の背側を3mm落としてガリ入れ(ギザギザ加工)を行い、このガリ部分に接着剤を浸透させて表紙でくるむ。
→折丁はバラバラの状態。
あじろ綴じや無線綴じの印刷物をデザインする場合、下記の3点に注意が必要です。CCG HONANDOでは、データ入稿時に専門スタッフによるデータチェックを行ないますが、事前にご確認いただくと進行がスムーズです。
製本のことなら(有)ヨシヒロ 製本。東京都江東区の製本会社。無線綴じ・アジロ綴じに力を入れています。
用紙の連量が45kgを下回る場合は、あじろ綴じよりも無線綴じがおすすめです。あじろ綴じは、連量が少ないと中折まで接着剤を押し込むのが難しくなり、接着剤が浸透しにくくなってしまうのです。
薄手の紙で折り数が多くなると、中折の浮きが出やすくなります。あじろ綴じの場合、この中折の浮きが生じたまま接着剤を押し込むと、内部まで浸透しないため紙抜けのリスクが急激に高まります。しかし、折丁の背の部分をまとめて接着剤で固める無線綴じなら、そうしたリスクは生じません。輪転機での印刷であれば、印刷の品質が大きく関係してくるため、事前の打ち合わせ段階でしっかりと把握しておきましょう。
アジロ綴じ予め折りの段階で本文背部へ“アジロ”穴を明け、そこへ糊を浸透させ、また表紙と共に接着する仕様。 用紙選択と出来映えの関係
無線綴じは、あじろ綴じに比べると耐久性が劣りますが、中綴じよりも耐久性が高いのが特長です。そのため、商業誌やカタログ、書籍や文庫本、記念誌など、幅広い印刷物に採用されています。
用紙の連量が110kgを超える場合、背面部の接着層に負荷がかかり、背割れのリスクが高まります。そのため、無線綴じではなくあじろ綴じを選ぶのが無難です。ちなみに、用紙の連量が110kgを超える用紙がどのくらいの厚さかというと、1万円札の厚さのコート紙をイメージしてみてください。また、連量が少ない用紙の場合、接着剤の浸透が不十分になる可能性があるため注意が必要です。
の状態にしてから、糊で綴じること。 アジロ綴じとは別物。 (1) 糸かがり綴じ vs
接着剤で本の表紙と本文を接合する製本には、「あじろ綴じ」と「無線綴じ」がある。
アジロ製本; 中綴じ製本; 特殊加工; 金具付きカレンダー; 仕分け・発送・配達; 設備詳細
上質紙や中質紙を使用する場合は、どんな綴じ方でも強度や耐久性に問題はありません。しかし、コート紙は上質紙や中質紙と比べて繊維分が少なく、無線綴じでカットされた断面をラフニング(折り丁の背を毛羽立たせる加工)すると、コート剤が粉末になってしまいます。そして、この粉末が用紙の断面に付着すると、接着において大きなデメリットが生じます。粉末をきれいに取り除かないまま接着剤を塗布すると、接着効果が損なわれてしまうのです。このようなことから、コート紙を無線綴じする場合は、安全性をしっかりと見込んで切れ目を入れるか、あじろ綴じを選択するのがおすすめです。
1 中綴じ · 2 平綴じ · 3 糸かがり綴じ · 4 無線綴じ / アジロ綴じ.
あじろ綴じは、耐久性と保存性を求める冊子に適した製本方法です。皆さんになじみのあるものでは、文庫本やカタログ、月刊誌などによく採用されています。
○○○○○○○○イメージ ☆無線綴じ ☆アジロ綴じ ☆平綴じ ..
糸かがり綴じとは、本の背の部分を糸で綴じる製本方法です。糸で綴じた後、接着剤で固めます。糸かがり綴じは上製本の本文に使用されている製本方法で、40ページを超える冊子に対応でき、製本強度が高く、大きく開いてもページが脱落しないことがメリットです。また、あじろ綴じや無線綴じに比べて接着剤の影響を受けにくく、見開きにわたる写真やイラストが多い場合はデザインを損なうことなく表現できます。しかし、糸かがり綴じは他の製本方法に比べて製本工程が多く、製作日数がかかることがデメリットです。
ブックレット アジロ綴じ36ページ 宇多田ヒカル SCIENCE FICTION
ちなみに、無線綴じの限界となる連量の目安は約110kgと考えておくとよいでしょう。また、135kgを超える厚紙を使用する場合は、あじろ綴じでもリスクが高くなるため、印刷会社と相談のうえ、状況によっては糸かがり綴じをする必要が出てきます。
東京都江東区の製本会社、ヨシヒロ製本。無線綴じ・アジロ綴じに力を入れています。 ..
紙の連量が110kgを超えると、紙のコシが強くなりすぎてしまいます。そのため、本を開いた時に背面部の接着層に負荷がかかり、背割れが起きやすくなるのです。一度背割れが起きてしまうと、無線綴じの場合、1枚ずつ本文が抜け落ち始めてバラバラになってしまいます。しかし、あじろ綴じはページ同士が接着されてつながっているため、簡単にバラバラになることがありません。厚めの用紙を使用したい場合は、あじろ綴じが適しているといえます。
UTILIZE印刷用語集|あじろ綴じ | 山藤三陽印刷株式会社
次に、冊子印刷においてあじろ綴じと無線綴じのどちらを選ぶべきか、判断材料となるポイントをお伝えします。まずは、用紙の厚さを表す「連量(れんりょう)」に注目してください。「連」とは、一定のサイズの紙1,000枚(板紙の場合は100枚)を表す単位です。「連量」とは、この1連あたりの重量のことで、単位は「kg(キログラム)」を使用します。重ければ重いだけ「厚い」紙、軽ければ軽いだけ「薄い」紙、ということになります。
袋綴じ、肩綴じ、アジロ綴じ、無線綴じ、かがり見返し付、上製本、等
無線綴じとは、本文の束(折丁)をページ順に重ねて背の部分に接着剤を塗布し、最後に表紙でくるむ製本方法です。線(針金や糸)を使わない製本方法であることから、無線綴じと呼ばれます。無線綴じは接着剤を使用して綴じるため、折丁に一定の厚みが必要です。また、針金で綴じる中綴じと比べて、耐久性が高いのが特徴です。このことから無線綴じは、教材や報告書、文庫や記念誌をはじめ、商業誌や書籍などに幅広く採用されている製本方法です。
Q あじろ、無線、中綴じは面付や印刷工程で違いはあるの? A あじろの場合は、見開きの頁中央にあたる「ノド」の
しかし、あじろ綴じにはデメリットがあります。あじろ綴じはノド部分の接着剤の浸透量が多くなるため、ページがやや開きにくくなってしまうのです。見開きいっぱいに写真を使用したい場合や、図柄を多く配置したい場合には、あまり向かない製本方法です。
糸で綴じられているためアジロ綴じより強度が増します。 小口折表紙
あじろ綴じは、無線綴じとほぼ同じ製本方法ですが、製本工程の一部に違いがあります。あじろ綴じの場合、本文を折る過程で本の背になる部分にミシン目状のスリットを入れます。このスリットの大きさは、印刷加工先によって異なりますが、10~15mm程度のスリットを5mm程度の間隔で入れるのが一般的です。このスリットが「あじろ」と呼ばれるものです。あじろを入れることで接着剤が浸透しやすくなり、ページ同士がしっかりと固まってより丈夫な仕上がりになります。
当社のお客様に無線綴じラインが2ライン、中綴じラインが6ラインも ..
あじろ綴じは無線綴じを改良した製本方法で、見た目には違いがありません。どちらも綴じる工程で針金や糸を使わず、背の部分を特殊な接着剤で固めます。そのため、中綴じに比べて丈夫で長持ちするのが特徴です。あじろ綴じは、製本工程において無線綴じと少しだけ異なる部分があります。
針金や糸などを用いず、本の背を接着剤で固める綴じ方です。 表紙も中本の背に塗られた接着剤の効果で中本と接合されます。
ここでは、あじろ綴じに関する質問のなかで、特に多く寄せられるものを2つピックアップしました。冊子の製本方法としてあじろ綴じを選択する時の参考にしてください。
製本で紙を折るときに背の部分に穴を空けて、接着剤だけで綴じる方法。折丁のスリットに接着剤が浸透するので、本文が欠落しにくくなる。
これまでさまざまな製本方法をご紹介してきましたが、今回フォーカスするのは「あじろ綴じ」です。あまり聞き慣れない製本方法かもしれませんが、文庫本や月刊誌、カタログなどによく使われています。実は身近なところにあるあじろ綴じとはどんな製本方法なのか、その綴じ方の特徴や、よく似ている「無線綴じ」との違いとともに解説します。さらに、冊子印刷時に知っておくと便利なポイントもあわせてお伝えします。
PUR製本・糸かがり製本 | 自費出版ならお手軽出版ドットコム
アジロ綴じは、糸や金具などを使わず接着剤のみで綴じる無線綴じの1種とみなせますが、一般的な無線綴じと比べると更に強度の強いものとなります。
一般的な無線綴じの場合、バラバラに切り離された状態の各ページの背に接着剤を付けて固めることで表紙と各ページとを繋ぎとめますが、アジロ綴じの場合は折丁の背に切込みを入れてスリット孔を作り、そこに接着剤を浸透させて繋ぎとめます。
このスリット孔の大きさは印刷業者によって違いがありますが、大体10~15㎜程度のスリットを5㎜程度間隔をおいて入れていくのが一般的です。
このようにすることで各ページ同士も接着剤によって固められるため、各ページ同士は切り離された状態になっている無線綴じと比べてバラバラになりにくく、接着強度も強いものとなるのです。